私は約1年石垣島で住み込みリゾートバイトを経験…その魅力に取りつかれて現在本格的に移住計画中です。
そんな石垣島リゾートバイトですが…
旅行で石垣島を訪れたことがある方でも、実際に住むとなると生活面や仕事事情について不安や疑問を感じることも多いと思います。
この記事では、
- 私の1年を通した石垣島リゾートバイト体験談
- 仕事内容や給料について
- 石垣島の生活風景（不便だったことなど）
をお伝えしていきます。
石垣島は沖縄本島から南西のところに位置しています。那覇から飛行機で約1時間。地図上で見ると本島よりも台湾の方が近いです。なので、石垣島の市街地には台湾の観光客がけっこういました。
日本のほぼ最南端に位置しているので、とにかく暖かい、暑いです。12月などの冬のシーズンでも気温は20℃を越えます。なので、石垣島の人はコートを着ることに憧れているそうです。寒いのダメっていう人は避暑地ならぬ、避寒地として最適な場所です。
石垣島で住み込みリゾートバイトのきっかけ
私は4年制の大学を卒業してから広告業界に就職本当に働き詰めの毎日でした。
確かに憧れの業界だったけれど、ゆくゆくはのんびりしたスローライフを送りたい。
そんな思いを抱えたまま社会人4年目、仕事で行き詰まり「好きなことをしたい」と衝動的に思い立ち退職。
最初から沖縄に住み込みで働こうとは思っていなく、旅行でたまたま訪れたホテルがネットで求人募集をしているのを見かけ、
住み込みで働けるのなら「スローライフ」が実現できるかもしれないと思ったのがきっかけでした。
最初は石垣島リゾートホテルで清掃業務につく
私が石垣島で最初に行った仕事は客室清掃でした。客室清掃ですが、ただ掃除すればOKではありません。
- ひとつのシワもないベッドメイク
- バスルームの隅から隅までをスポンジでこすったり
- 鏡、壁などをシーツで拭きあげたり
- アメニティ類はマニュアル通り整えたり
- 部屋にある物のラベルは正面に来るようにそろえる
- グラスやポットの向きをそろえる
お客さんが部屋に入った時に気持ちよく過ごせるにように部屋を作るのが仕事でした。
これを一日に3～4部屋、チェックインに間に合うように行っていました。
月収は約14～16万円（時給850円）
ホテルの近くに寮費無料で住み込んでいたので、この月収でも十分生活できてました。
3～5万円くらいは貯金できていたと思います。
島だから仕事ってあるの？って思う方もいるかもしれませんが、全然あります。しかも、スキルなし、未経験者でできる住み込みの仕事はけっこうありますよ。
- ホテル関係の仕事（レストラン、フロント、客室清掃）
- 農業関係（パイナップル農園、サトウキビ畑）
- マリンレジャー系（プール監視、マリンスタッフ、ツアーガイド）
- ナイトワーク系（キャバクラ、スナックなど）
刺激を求めマリンスタッフにジョブチェンジ
ホテルの清掃は、接客なしで黙々と仕事ができ慣れればけっこうラクだったのでよかったのですが、
私には刺激が少なすぎました！！
石垣島の産業にもっと関わった仕事も経験してみたいということで、マリンレジャーのサポートスタッフとして働きました。
マリンスタッフの仕事内容
私はスキューバダイビングをウリにしているお店で働きました。
- ネット・電話予約の受付
- お客様を宿泊先からお店まで送迎
- ボンベやウェットスーツなどの備品管理・準備
- その他お客様補助（ウェットスーツ着替え手伝い、写真撮影）
毎日1～2組のお客様に付きっきりでご案内するので、接客要素は高いですがけっこう楽しいです。
特に家族連れとかは子供たちの相手していると時間があっという間！
空き時間にダイビングライセンス取得に向けた勉強や指導をしてもらえるのもとてもよかったです。
月収は、15～17万円（時給900円）
こちらの就業先もゲストハウス兼ダイブショップのところに狙って応募したので、寮費は1万円だけ支払えばOKでした。
※5月～10月くらいまでがシーズンなので、その期間でないとアルバイトで雇ってもらえるところは少ないです。
石垣島の中心地は意外と都会！！
石垣島の中心地は空港からバスで40分ほど走ったところにある石垣港離島ターミナル(フェリー乗り場)周辺になります。
参照元：石垣市観光交流協会より
「石垣島ってそこらへんに牛とか歩いてるよー」って友人から聞いたことがあったので、何もない田舎を想像していたのですが、、、全然違いました！
- 24時間営業の大型スーパー(マックスバリュー)
- マック、モス、ケンタ、ミスド
- TSUTAYA、ゲオ、ヴィレバン
- コンビニたくさん
- カラオケ、ボーリング
- ファッションセンターしまむら
あとは、美容院もたくさんありますし、大きな病院も3つほどあります。
石垣島でリゾートバイトをする場合、市街地から遠くの勤務地にならない限りは生活に不自由することはありません。
市街地の寮を中心とした生活ならば自転車で十分生活できますが、市街地から外れると坂道があるので車やバイクを持っていたほうが便利です。空港沿いならばバスが1時間に2本市街地まででているので、バスも使うことができます。
ちなみに、本土から車を持ち込む場合はフェリー運送で約7万円くらいかかります。
中心街を抜けると自然がいっぱい
意外と都会だからと言って自然がないかというとそうでもないんです。市街地からちょっとでも離れると、マングローブがあるアマゾンのような川があったり、山があったりします。
あと、石垣島は牛、馬、ヤギも放牧しているので、犬や猫のようにうろついていることもあります！(笑)
石垣島マングローブ
たまには自然癒されたいと思ったら、ちょっと市街地を遠ざかるだけでいいのも石垣島の良いところです。
石垣島生活の不便なとこ
- 虫…
- ネット通販の送料鬼高
- 台風シーズン
１．虫
暖かいところに「虫」ありです。12月とかでも10℃以上ある石垣島では虫も多いです。
窓の戸締りをちゃんとすれば入ってくることはありませんが、ある程度覚悟は必要です。
２．送料が高い
ネットで買った方が早いものだったりってけっこう多いんですが、送料がすごくかかります。
＋1000円とか。なので、ネットで買いたいものがあったらまとめ買いしてなるべく負担を減らしてました。
３．台風シーズン
海辺なので台風の影響をもろに受けます。本土にいる時よりも天候があれている期間も長いため「買占め」が起こったりします。離島でもありますし…
なので、防風対策はもちろんですが食料調達も石垣では命です！
石垣島でリゾバしたら…おすすめの遊び！
- マーペ（山登り・トレッキング）
- ダイビング
- マリンスポーツ（シュノーケル、シーカヤック、SUP、サブウイング、ドルフィンスイム、パラセーリング、パラグライダー）
- 渓流遊び
- 星空観賞
- 星の砂集め
その中でも個人的におすすめなのが、シーカヤック。カヤックは視線が水面に近いんで、透明度の高い石垣の海面を滑るような感覚で進むのがたまらなく気持ちいいんです。
濁流を下るようなアクティブなカヤックもいいですが、穏やかで透明度の高い水面をスイスイ進むカヤックも最高です。
また夕方には岸辺から眺めるサンセット。海が透き通ってるからこそ、夕日のオレンジも一層のこと映えて見えます。
サンセットをみたら、星空観賞。市街地をちょっと離れればあたりは真っ暗なのできれいな星空を見ることができるんです。石垣島の休日は平日の仕事よりも忙しいかもしれません。
石垣島を拠点とした離島巡り
数か月居ても飽きることのない石垣島だとは思いますが、もし石垣島を遊び尽くしたなんて場合も安心してください。
そんな方は石垣島を拠点として離島巡りがあります。石垣島から5つの離島への航路があります。離島ターミナル周辺が最も栄えているがその証拠。
参照元：平田観光株式会社HPより
どの離島もまた特徴があって面白いのですが、その中でも石垣島からフェリーで20分くらいの竹富島には絶対行ってほしいです。石垣島では見ることのできない、島独自の空気間が漂っています。
竹富島高台から撮影
舗装されてない道路に、赤レンガ造りの石垣で囲まれた平屋はまさに島独自の文化を感じられます。気分転換したいと思ったら異国の地を思わせる竹富島にもぜひ足を運んでみてください。
石垣島で住み込み求人の探し方
石垣島で住み込みの求人を探す場合は、希望する職種によって適切な求人サイトが分かれます。
１．リゾバ.com
全国のホテル旅館のリゾートバイト求人を専門に扱っている会社です。リゾバの会社は他にも複数社ありますが、リゾバ.com（ヒューマニック）が沖縄求人数が最も多く、リゾバ業界でも歴史ある会社です。
ホテル業界に強いですが、農業やマリンレジャー、ナイトワーク系まで、住み込み求人なら多くを網羅しているので一度チェックすべきサイトです。
さらに、
- ダイビングライセンス割引がある
- 派遣会社だからこそ現地より時給高め
- 面接なしで就業決定できる
- 準備などサポート体制あり
特にダイビングライセンス取得費用は3万～5万と月給の1/3を占めるので、割引を利用しつつ貯金や遊ぶお金を確保できるのが嬉しい。
２．やいまタイム
マリンレジャー関連は、お店ごとのHPの採用情報からの応募が基本。ですが、割と求人情報出ているのがこのやいまタイムです。
やいまタイムは、石垣島含む、八重山諸島全般の情報サイトです。求人情報はもちろんのこと生活に役立つ情報も調べられるので、石垣島に行くなら知っておきたいサイトです。
やいまタイムURL：https://yaimatime.com/
まとめ
とにかく、石垣島は至れり尽くせりです。生活環境はいいし、市街地を離れれば自然が広がっているし、休日は色んなマリンスポーツを楽しむことができる。お金の使い過ぎには要注意ですね。
他の離島へのアクセスも良いので、沖縄の離島リゾートバイトで迷ったら石垣島にするのがbetterです。
