私がリゾートバイトで正社員登用のお誘いを断る理由

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リゾートバイトで一生懸命働いていたり、そこそこに仕事ぶりがいいと

「ウチで正社員として働かない?」

なんて言うお誘いをけっこうもらう、さやだんごです。

超大手のホテルや有名老舗旅館でなければ、どこでもチャンスがあるくらい。

ですが、私は今まで全ての正社員のオファーを断ってきました。

正直、私にとって魅力がない。

この記事では、私が考えるリゾートバイトから正社員にならない方がいい理由をまとめました。

  • 現在、正社員登用のオファーを受けている人
  • 正社員を目指してリゾバしようとしている人

の参考になれば幸いです。

正社員になると人間関係が限定されるからヤダ!

リゾバで色んなところに行き、色んな人に出会ったせいか、人間関係が固定されるのが堪らなく辛くなってしまいました。

社員になると愚痴とゴシップしか楽しみが見いだせなくなりそうで怖い

今まで多くのホテル旅館に勤めてきて、それなりに仲良くなった社員さんもいます。

でも、社員さんが切り出す話題の5割は職場の誰かの愚痴、または社内で起こったゴシップ。

私も2週間くらい勤めて職場の人間関係がなんとなくわかってくると面白可笑しく話を聞いていました。

その場所のリゾバが終わってもたま~にLINEで話す時も同じように愚痴やゴシップを話されます。

私にとっては終わったリゾバなのでどうでもよい話題。もし私自身が、社員になってもそれくらいしか話題がなくなってしまいそうで怖いです。

派閥関係が面倒くさい

狭いコミュニティだと必ずある派閥。リゾバスタッフは数か月限定なので、もちろん無所属。

ですが、派閥争い激戦区の職場だと、社員さんと少し仲良くしただけで別派閥の社員さんから冷遇されることもありました。

私は数ヶ月しか職場にいないので気にしないようにしましたが…

社員さん同士の派閥争いは傍から見ててもめんどくさそうです。

出会いも狭まる

職場結婚断固NG派の私としては大事なポイント。結婚相手が選べないですし、そもそも地方のホテル旅館がある地域自体出会いが少ない。

若い人があまりいない問題があるので、独身の私にとっては正社員としてその土地に根を下ろすのは考えちゃうところがありますよ。

リゾートバイトから正社員だと身に付くスキルが限定的

20代・30代ならば今の時代転職可能性は全然ありますよね。でも、いざ転職しようとしても仕事スキルがないと就けない仕事もあります。

「リゾバに多くある、接客業が果たして今後も活きるスキルなのか?」

よく考える必要があります。

接客業の仕事が将来的になくなりつつある

リゾートバイトの仕事のほとんどがホテル旅館での接客業。接客って超プロフェッショナルになる以外は、誰でも替えが利く仕事だと思うんです。

それに簡単な接客仕事ほど今は機械に取って代わられてますよね。例えば、フロント業務はペッパーくんなどの人型ロボットが行っていたり。

この職種は将来的に機械では真似できない心配りを体得できないと生き残れないと思います。

転職が不利

もし、転職する可能性を考える場合の話です。前職がホテル旅館業からの就職で、有利に働くのは同じホテル旅館業しかありません。

他の職種や業界だと全て未経験扱いからのスタートです。

歳を取ればとるほど未経験から挑戦できる仕事も減ってくるので、特に20代後半から30代前半でリゾバ正社員を考える人は慎重になる必要大ありですね。

3年後、5年後の自分の将来をしっかり考えた上で選択していかないと取り返しのつかないことになっちゃいます。

他の仕事に挑戦できる機会が少ない

私自身、リゾバで接客を中心にやってきて感じたのですがホテル旅館業の仕事って刺激が少ないんですよね。やることは派遣社員を雇うほど簡単なものばかりです。

色んな社員さんに聞く話だと、昇進してマネージャー的なポジションに就くまでも短くて3年、長いと10年など経験を積まないといけません。

接客にも奥深さがあるとは思うのですが、「3年以上接客の仕事を続けていけるか」ちゃんと自分に問いかける必要があると思います。

長時間労働だが給料は低い

実際のリゾバで目の当たりにしてきたのが、社員さんの待遇の低さ。現実問題としてはやっぱり稼ぎは大事ですよ。

リゾバスタッフとホテル正社員ではリゾバの方が稼げる

同じ時間働いて場合ですが、手取りは私たちリゾバイターの方がもらっている手取りは多いケースがほとんどでした。

一番大きく違いを分けるのは残業代がきちんと計算されるかされないか。

リゾバのような派遣社員であれば、残業手当はちゃんとつきます。でも、正社員の場合だと雇用主がホテル旅館そのものなので、経費削減のためにサービス残業させているところが多いのが現実です。

特に、新卒1,2年目のホテル旅館先の社員さんがこの事実を知り、リゾートバイトを始めるケースはけっこう多いです。

ホテル旅館業の正社員は勤続年数が長くても給料は高くならない

ホテル旅館業の特徴として、いくら勤続年数が長く働いたとしても高給取りになりづらいです。
これは他の業界・業種と比べてみると一目瞭然。

ただ、都会と比べて地方暮らしは家賃などの生活費がかなり低く抑えられる利点はあります。実際の生活コストと収入をしっかりと計算して決断する必要がありそうです。

リゾートバイトから正社員向きな人

結局は、自分のライフスタイルや考え方で選択をした方がいいです。

私的に正社員に向いている人は、

  • 接客の仕事向き、直接的に人の役に立つことにやりがいを感じる
  • 都会よりも静かでのんびりした田舎暮らしの方が好き
  • あまりお金を使わない質素な生活をしている人
  • 人間関係を広めるよりも、いつも同じ人の方が落ち着く

上記に該当する部分が多ければ多いほど、リゾートバイトから正社員を目指すのに向いている可能性が高いです。

とはいえ、職場環境ばかりは自分に合う合わない絶対にあるので、旅館ホテル業に就職を考えるなら1度リゾバとして働くといいです。

面接でいくら質問をぶつけても出てこないことが、1,2ヶ月も働けば全てわかるようになるので。

リゾートバイトから正社員になる方法

社員登用求人に応募する

一番手っ取り早いのは、社員登用の可能性をアピールしている求人でリゾートバイトすることです。派遣会社の運営している求人サイトから絞り込み検索することもできます。

社員を目指すならただ仕事をこなすだけではダメ

リゾバイターであれば、社員から指示されたことを忠実にこなすだけでOKです。

でも、社員を目指すリゾバイターなら、将来的に指示する立場になるので自分から仕事を見つけて誰かにお願いする視点を持つ必要があります。

自身が提案したことや働きかけたことで、業務効率が上がったり、お客様満足度が上がる実績を作れれば社員として大歓迎されること間違いなし。

大手派遣会社の正社員登用プログラムに応募する

リゾキャリア

リゾバの老舗大手派遣会社のヒューマニックでは、リゾキャリアという正社員登用プログラムの募集を行っています。

リゾバ先で接客スタッフとして働きつつも、「リゾートバイトの新人派遣スタッフさんの入職手続きやトレーニングサポート」といったリゾバ先でのお世話役的な立ち位置で働くみたいです。

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