調理補助のリゾートバイトはきつい?実際に体験してみた話

みなさんはリゾートバイトと聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

スキー場?海の家?リゾート地?

もちろんそのような場所もありますが、実はリゾートバイトの約8割の勤務地は「温泉旅館」なのです。

そこで今回はその「温泉旅館」での、【調理補助】の仕事について紹介していきます。

調理補助の仕事内容とは?

調理補助の仕事は主に「バイキング」と「宴会調理」(懐石料理や部屋食)に分かれます。

バイキング

調理補助リゾートバイト・バイキング

バイキングはとにかく量をこなさなければならないので(私が働いていたところはディナーで毎日500人分調理)、主に材料(野菜、肉、魚、果物)の仕込みが主な仕事となります。

※あくまで「調理補助」なので、初心者の方や包丁を使えない方などは、お皿の準備や後片付け、洗い物などを任されることもあります。

それらを炒めたり焼いたり、味付けしたりするのは現場の社員や長く働いている人が担当するので、働き始めてから3か月くらいはほとんど雑用に近いです。

しかし、前職で飲食店のキッチンを任されていたり、包丁がある程度使える人は重宝されるので、どんどんアピールしていきましょう。

宴会調理

調理補助リゾートバイト・宴会料理

宴会料理とは懐石料理のことで、「刺身」「揚げ物」「焼き物」「蒸し物」「ご飯もの」「デザート」などのコース料理のことを言います。

私が働いていたところでは人数にすると、1日50人ほどだったので、そこまで忙しくなかったのですが、やはり種類が多いので大変でした。

調理補助の仕事は「蒸し物」に値する鍋の野菜の下ごしらえや、作り置きのデザートの調理、「焼き物」の魚の下ごしらえや、焼き前(焼き物の前につく口直し)の仕込みなど、事前に準備が出来ることくらいしかやらせてもらえませんでした。

調理補助の仕事の1日の流れ

では、「調理補助」の仕事の1日の流れを見ていきましょう。

バイキング編

バイキングは朝が早いです(朝食の準備のため)。

朝5時出勤がほとんどで、朝食の調理を始めます。
(朝もやることが多いので、野菜や果物のカットなど、前日にできることはやっておく)

朝食は7時に始まるので、それまでに準備しなければいけませんし、料理が無くなるといけないので、宿泊人数分は最低でもすぐに作れるようにしておきます。

朝食は10時までですが、9時ころにはピークも収まりキッチンが暇になるので、すぐに夕食の仕込みを始めます。

夕食の仕込みがある程度目途がついたら(11時くらい)一旦中休みに入ります。
(ホテルの仕事はこういう中休みといって、一旦家に帰りまた夜に出勤するパターンが多い)

家に帰り昼寝をしてから再び仕事場に向かいます(夕方の5時くらい)

そこから夜のバイキングの調理に取り掛かります。

夜は朝と違って作る量も多いし、「ライブキッチン」といって、お客さんの目の前でステーキを焼いたり、寿司を握ったり、てんぷらを揚げたりして、すぐに召し上がれるようなブースもあります。

夕食は18時から始まり21時までです。

お客さんが落ち着いてきた20時頃から、翌日の朝食の仕込みが始まります。

平均で終わるのが21時くらいなので、1日10時間労働という事になりますね。

もちろん忙しい時期もありますが、平均ではこんな感じでしょうか。

宴会調理編

宴会調理は朝は9時出勤が多いです。
(前日に修学旅行の学生が泊まりに来ると、特別に朝食を用意しなければならず、朝の2時出勤とかありました。もちろん仕事が終わるのも早く、労働時間は変わらず)

まず出勤したら、夜の宴会のスケジュールを確認します。

私の働いていたところで、一番多いのは地元の同窓会の宴会(20~30人程度)
次に夫婦やお子様連れでの部屋食(1日平均3組くらい)
次に修学旅行生でしょうか。(時期にもよるが1回150~200人)

午前中のうちにできること(野菜の仕込みや刺身、あとは火を通す直前まで出来ることはすべてやる)をやり、12時にいったん中休みに入ります。

夜は16時から出勤し、宴会が始まるまでは翌日の仕込みをやり、宴会が始まったら(火を通し出来立てで提供するもの)焼き魚、てんぷら、蒸し物などを調理して、仲居さんのいるところまで持って行きます。

全ての宴会が終わるのが20時くらいで、そこから翌日の発注をし掃除をして、21時にはみんな家に帰ります。

宴会調理の場合には、仕込みが仕事の大半なので、特別に忙しい時間帯というのはなく、自分の仕事が終われば後は自由なので、早めに終われば早く帰ることもできます。

私が働いていた時は、1ヵ月の残業時間が(週40時間として、月で160時間以上は残業)10時間くらいが平均でした。

残業をいっぱいしてお金を少しでも多く稼ぎたい方は、バイキングのキッチンで働くことをおすすめします。

リゾバの調理補助はきつい?仕事は大変?

リゾバの調理補助はきつい?大変?

飲食店のキッチンで働いた経験がある人はご存知だと思いますが、慣れるまではハッキリ言ってめちゃくちゃ大変です。

経験者はわかると思いますが、料理人っていうのは変わっている人が多く、新人を受け入れない傾向が強いです。
(もちろん優しい人も多く、場所によっていろんな人がいるから、派遣会社の担当者から詳しく聞いたほうがいい)

しかし、相手も人間なので、仕事をする意欲を見せると、いろいろなことをやらせてくれる場合が多く、積極的に仕事をするといいことのほうが多いです。

一番最悪なのはやる気がなく、言われたことしかやらず、仕事をしに来たのか何をしに来たのか分からないような感じは、絶対にやめたほうがいいでしょう。

逆に仕事に慣れれば、接客することもないですし、毎日同じことを繰り返しやるだけなので、すごく楽になります。

さらに、いろいろな料理を教えてもらえ、徐々に任される仕事も増えていくでしょう。

1カ月の給料はどのくらい?

では、みなさんが気になる肝心の給料の方を見ていきましょう。

リゾートバイトの調理補助の仕事は、派遣会社にもよりますが、平均して時給900円から1200円くらいでしょうか。

もちろん経験者や調理師免許などを持っている場合には、もう少し上がるみたいです。

バイキング

バイキングではとにかく量をこなさないといけないので、残業は毎日のようにありますし、月で40時間くらい残業できます。

1ヵ月で手取り22万円くらい稼げるでしょうか。

友達が働いていた現場は、毎日15時間労働で、月に30万円を超えてるといっていました。

短期でお金を稼ぎたい人は、派遣会社の担当者に聞けば、給料も含め残業時間、労働環境など包み隠さず教えてくれるので、聞きたいことはすべて聞きましょう。

宴会調理

私が仕事をしていた旅館の宴会調理では、残業があまりなく、時給1000円の週2日休みで、手取りで18万円くらいでした。

なお3ヵ月以上働くと強制的に社会保険に加入しないといけないらしいので、社会保険を払いたくない方は、3か月ごとに違う現場で働いたほうがいいでしょう。

調理補助の仕事ってどんな人が働いているの?

私が働いていた北海道の温泉旅館では、キッチンは30歳前後の男性の人が多かったです。

20代の女の人の多くはフロント業務だとか、レストランのウエイターが人気の職種でした。

やはり経験者でないと、洗い物や雑用ばかりになるので、辞める可能性も高く、必然的に長く続けているのは経験者がほとんどです。

しかし、経験が無くてもやる気を見せれば、いろいろと教えてくれるので、調理の仕事をこれからやるんだ!という人は積極的にアピールしていきましょう。

どんな人が向いているのか?

調理の仕事全般に言えることなんですけど、ただの料理好きの人は向いていないと思います。

客商売である程度数をこなさなければならないので、自分で段取りを組んで取り組める人が向いているでしょう。

あと、言われた事をちゃんとできる人、少しでもわからないことがあったらすぐに質問できる人、自分の判断で勝手に決めないこと、少しくらい怒られても気にしない人など、一社会人として、真面目に仕事に取り組む人が向いていると思います。

リゾートバイトだからといって、浮かれ半分なら皿洗いや、ベッドメイクなど誰でもできる仕事をやればいいし、本気で調理の仕事に就きたいなら覚悟を決めて仕事をしないと、やはり厳しいと思います。

調理とはお客様の口に入れるものを扱っているので、食中毒などと騒がれた場合には数億円単位の損害になる恐れもあるので、ちゃんとした人が好ましいのは言うまでもないでしょう。

調理補助のリゾバ求人を探す際の注意点(ハズレを引かない方法)

1.リゾートバイトを探す際には必ず派遣会社を通しましょう。
(なぜなら、派遣会社を通さないと、住み込み寮の家賃がかかったり、食事が無料でなかったり、現地までの交通費が自腹だったりする)

2.派遣会社を通し働きたい場所があったら、その職場について聞きたいこと

(例えば、残業は月に平均何時間あるのかとか、住み込み寮から職場までの距離、今までそこで働いて途中で辞めた人の理由や、調理場での人間関係、リゾートバイトでの勤務者への対応、など)気になることは、すべてこれでもか!というくらい聞きましょう。

派遣会社も数が多く競合が激しいので、他の派遣会社に行かれると困るし、途中で辞められるとお金も入らないので、内部事情は特に重要視している

まとめ

リゾートバイトでの「調理補助」の仕事について書いてみました。

リゾートバイトの職種は数多くありますが、調理補助は手に職をつけるという意味では、この先の人生で必ずいつか役に立つことがあるでしょう。

この記事を見て、調理補助の仕事をしてみようかなあ、何て思ってくれたらうれしいです。

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