こんにちは、旅行・留学系のフリーライターをしているNatsuki(@morinatsu1)です。
私は南国セブ島で、働きながら英語を学んでいました。
年中温かいフィリピンで働きながら、無料で英語を学びTOEICは580点から720点まで上げることが出来ました。
そんな私のセブライフをご紹介します。
セブ島有給インターンの仕事内容
私はセブ島にある日本人経営の語学学校で契約社員として働いていました。
仕事内容は、主にメール対応や見積もりの作成、入金確認を行っていました。
メール対応は日本にいらっしゃる契約前のお客様(生徒様)からのお問い合わせや、契約後で渡航準備をされているお客様からのお問い合わせがメインになります。
見積もりもメール上での対応になり、お客様の希望や期間を確認し、メールに記載して返信をします。
入金確認も毎日行っていました。
仕事で大変だったこと
①留学にも繁忙期と閑散期があり、繁忙期は問い合わせや見積もり、入金確認の全てにおいて件数が多く、数人で対応しているけど、返答をその日中に返すことが出来ず、翌日になってしまう事があり大変でした。
②お客様はさまざまな目的をもって留学に来られるので、お問い合わせ内容も多岐にわたります。
対応方法がメールだけになってしまうので、文面だけでは細かいところまで伝えるのが難しかったり、とがった文面のメールにならないように気をつけたり、丁寧に伝えることを心がけていました。
良かった点
就業時間が1日6時間、英語のレッスンが1日2時間と決められていていたので、残業が無く、英語のレッスンも2時間受けることが出来た点が良かったです。
やりがい
お客様とのコンタクトがメールのみになりますが、お客様の希望や意図をしっかりくみ取ることが出来た時は感謝のお言葉をもらうことがあるので、そういったときはやりがいを感じます。
フィリピンの就労ビザについて
はじめにフィリピンの就労ビザは
- 一般就労ビザ(Prearranged Employee Visa):通称9(g)ビザ
- 経済特区(PEZA)ビザ:(47(A)(2)ビザ)
- 貿易担当者及び投資家用ビザ:通称9(d)ビザ
の3種類があります。
ほとんどの方が「一般就労ビザ」での就労になります。
就労ビザと合わせて「外国人雇用許可書」と「外国人登録書」の申請が必要になります。
私もこの「一般就労ビザ」で就労をしていました。
また、私の場合は自分で申請をするのではなく、学校側がまとめてビザ関連の申請をしてくれました。
フィリピンへの就職の場合はほとんどの企業がビザサポートをしてくれるので申請手順や費用などで心配することはありません。
セブ島インターンの特徴やメリット
出会い(友達、仲間)
生徒様と同じ寮で日々を共にするため、たくさんの出会いがあります。
特に同期(同じタイミングで入学する生徒様)と一緒に過ごす時間が多く、勉強はもちろんですが、お
酒を交わすことも多くありました。
異国の地で、英語の勉強方法や些細な悩みなども打ち明けると必然的にかけがえのない存在になります。
その為、仲良くなるにつれ、友人の卒業がとても悲しくなります。
とは言っても、日本でまた再会することが出来るので、私の場合はそれを励みに残りの期間を一生懸命過ごしていました。
今でも東京―大阪間の距離があってもお互い会いに行くことはよくあります。
お金(稼げる、貯金できる)
フィリピン人の月収は平均月3万円と言われています。
私の場合はフィリピン人より多かったので、貯金することが出来ました。
ちなみに、月収は6万円から始まり終わるころには10万円まで上がりました。
宿泊費・食費は無料なので出費は交際費のみになります。
セブ島(フィリピン)は物価が安いため、日本と同じ費用を払えばそれなりに豪華な生活が出来ます。
仕事後や週末は籠りきりになり、英語の勉強をすればお金を使うこともないので、ほぼお給料の全額を貯金にまわすことも可能です。かつ英語の勉強もできるので、一石二鳥です。
スキルが身に着く(英語会話、礼儀作法など)
英語のスキルアップは自分次第です。
就業とレッスン以外の時間は生徒様と異なり、門限やルールがなく自由です。
初めのうちは、生徒様が平日の17~23時の間が外出可能なので、それに合わせて私もほぼ毎日外出していました。
平日の日中帯、私は勉強ではなく仕事をしています。
にもかかわらず一緒になって外出していましたので、もちろん英語力は伸びませんでした。
セブ滞在の後半は、これではまずいという事に気づき仕事後の夜の時間は基本的に勉強することにしました。
すると一気に英語力が向上し、最終的にはTOEIC580点から720点まで上げることが出来ました。
遊べる、観光できた
休日は平日1日と週末1日でした。
旅行に行きたい時は有休も使えたのでありがたいことに観光はたくさんできました。
また、日帰りで行ける観光地が多かったので、あまり不自由する事がありませんでした。
学校もセブ市内の交通の便が良いところにあったので、週末は近くの港からフェリーに乗って日帰りで離島に行っていました。
ショッピングモールも大きいものがいくつもあるので、仕事が終わってから夜ご飯を食べに行くことも多々ありました。
市内はとても栄えているので学校の近所にもおいしいレストランやバーがたくさんありました。
サクッと飲みたいねと言って近所のバーに行って1杯だけ飲み、帰ってからまた勉強を再開するという事もありました。
施設が無料で使える
私が働いていた語学学校は寮と一体していました。
フィリピンでは基本的にこのスタイルになります。
英語学習に集中できるように、勉強以外の事(食事・洗濯・掃除)は全てスタッフが行ってくれます。
それがすべて無料になるので、お金を使うのは本当に遊ぶ時だけでした。
宿泊費や食費は意外とかかってしまうので、全て無料というのはとてもありがたい事でした。
また食事もほぼ毎日3食作ってくれるので、助かります。その生活に慣れてしまい、帰国後、元の生活に戻るのに苦労しました。
セブ島インターンのデメリット
すぐに帰国が出来ない
海外就業してしまうと、国によってはすぐに帰国できないことがあります。
万が一、日本の家族や大切な人に緊急事態が発生してしまっても、その日のうちに駆けつけることが出来ません。
実際に生徒様の中にもご家族の方が危篤状態になってしまったり、亡くなってしまったりという事がありました。
大切な人を日本に残して行かれる場合は、覚悟が必要です。
離れるのが難しい場合は、時差が少なく日本から近い国を選びたいところです。
行く国によって環境が異なる
今回私はフィリピンに行きましたが、発展途上国のため衛生面ではあまりよくないことが多々ありました。
実際にお腹を壊したりや、デング熱にかかることもありました。
幸い、フィリピン人の明るさや優しさに助けられ、楽しく過ごすことが出来ました。
しかし国によって文化や人柄は異なり、必ずしも親切な人ばかりではありません。
環境が合わず、ストレスをためてしまう事もあります。
長期滞在をされる前に一度その国の事を調べてから訪れることをおすすめします。
セブ島インターンでの思い出
海外就業での1番の良い思い出は、出会いです。
日本国内にいると自然と自分と同じタイプの人、もしくは気が合う人や同じ境遇の人と出会うことが多いです。
しかし、海外に出ると自分と全く真逆のタイプの人や、日本にいては会えないめずらしい経験をしている人に出会うことが出来ます。
そうすることにより、自分の価値観を広げることもできます。
人との出会いによって、これからの自分の人生が変わります。
実際に私も、セブ島でフリーランスとして働いている人の生き方を間近で見ることが出来き、話が聞けて、自分の将来について考え直すきっかけが出来ました。
セブ島に行かず、このまま日本にいたら、普通に結婚をして、子供を産んでと平凡に過ごしていたと思います。
悔しい思いもした
つらかったことはたくさんあります。
異国の地なので当然、日本語は通じません。
英語がうまく伝わらず、もどかしい事が多々ありました。
しかし、その悔しさをモチベーションに変えて英語勉強に励むことが出来ました。
そして、そんな時に同じ国の友達(日本人)がいて、つらさを共有できるとこはとても大事です。
よく海外の語学学校で日本人の友達を作りたくないという人がいます。
英語が何不自由なく話せる人はあまり問題ではないです。
英語が話せない人が同郷の友達を作らないと、何か繊細なことや日本人にしか理解されない悩みを抱えた時に相談できる人が近くにいないのでつらくなってしまいます。
求人の探し方や面接の難易度
今回、私の場合はたまたまその語学学校が求人広告をWeb上で出していたため、すぐに応募しました。
もし次に私が海外就業をする場合はエージェントにお願いすると思います。
エージェントに登録すると紹介してくれる案件や、担当者が相談に乗ってくれるなど手助けをしてくれます。
また面接を取り付けた時も担当者からアドバイスをもらえて心強いです。
難易度で言うと、海外就職は英語力が必要な企業もあります。
自分の英語力に自信がない人や、英語の勉強もしたい人は語学学校のインターンがおすすめです。
英語力が低くても募集している学校は多いです。
しかし、その場合注意したいのが「空港ピックアップ」です。
基本的に週末は生徒様が現地に到着するのでそのお迎えをインターンが担当することが多いので、繁忙期は休みが取れなかったりします。
あらかじめ募集要項をしっかり確認してからエントリーすることをおすすめします。
セブ島インターンはこんな人へおすすめ!
海外就業は、日本の外で新しい経験や価値観を求めている人にお勧めです。
留学とも似ていますが、海外で働くことによって日本にいては知ることが出来なかった事がたくさんあります。
日本では当たり前の事が海外では当たり前ではありません。
そんな環境で暮らすことが出来れば、もちろん自分の価値観も広がります。
そして、暮らす環境が変わることで適応力もつきます。
また日本が嫌いな人は海外に行ってほしいと思います。
海外の良さを知ってそのまま移住するのもありですが、海外に住むことによって日本の良さやすばらしさを改めて感じることが出来ます。
ぜひ海外での暮らしを経験し、多くの人に日本の良さを改めて感じてほしいです。
合わせて自分の価値観も広げてほしいです。
- ライター:Natsuki
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